夏場の厳しい暑さを乗り切り、入居者さまに快適な居住空間を提供するために、
エアコンをはじめとする「電気設備」の安定稼働は絶対に欠かすことができませんよね。
しかし、実は「夏」は年間で最も電気事故やトラブルが多く発生する、厳重な注意が必要な季節でもあることをご存知でしょうか。
今回は、夏場に電気設備トラブルが急増する原因と具体的なトラブル例、そして今から講じるべき対策について解説します!
<なぜ夏に電気トラブルが多発するのか?3つの原因>
夏場に電気事故が増える背景には、日本の夏特有の気候と、電気の使用環境が大きく関係しています!
1. 高温多湿による「器具の劣化」と「漏電リスク」
日本の夏は高温多湿です。この環境は電気機器にとって非常に過酷であり、内部の部品や絶縁体の劣化を早める原因になります。
また、湿気や結露、ホコリが原因で「漏電」が発生しやすくなります。
2. 落雷や台風(暴風雨)・ゲリラ豪雨などの自然災害
夏から秋にかけては、ゲリラ豪雨を伴う落雷や、台風による暴風雨が多く発生します。
これらは、建物の共用部や大元の電気設備、屋上の共有機器に一瞬で致命的なダメージを与えるなど、重大な被害をもたらす危険性があります。
3. 電力需要のピークによる設備への負荷
全世帯が一斉にエアコンを使用するため、建物全体の電力使用量が跳ね上がります。老朽化した設備や、容量ギリギリで稼働しているブレーカー等に過度な負荷がかかり、ダウンしてしまうケースが後を絶ちません。
⚠️夏場に多く見られる具体的な電気設備トラブル例
夏場、特に警戒すべき代表的なトラブル例です。
■ゲリラ豪雨・台風による「屋上アンテナの影響」とテレビ不良 夏の悪天候はテレビ視聴に直結します。
- ゲリラ豪雨時: 激しい雨によって電波が遮られ、一時的に画面が乱れたり映らなくなったりする現象が起きます。
- 台風の強風時: 屋上に設置されているアンテナが風煽りを受けて「向きがズレる」「根元から折れる・倒れる」といった物理的破損が発生し、台風が去った後もマンション全体でテレビが映らなくなります。
- 落雷による「ブースター(増幅器)の故障」: 近くに雷が落ちることで、屋上や共用部にあるテレビのブースター(電波の増幅器)がショート。
これにより、アンテナ自体は無事でも、各部屋に電波が届かなくなってしまいます。 - 共用部ブレーカーのトリップ(遮断)による停電: 電灯盤や動力盤への負荷、雨水の侵入による漏電が原因で共用部の主幹ブレーカーが落ち、エレベーターや共用灯、給水ポンプがストップしてしまいます。
◎快適な空間を維持するために、計画的な更新とメンテナンスを
電気設備やテレビなどのライフラインがストップしてしまうと、人々の生活に直結するため、一刻を争う緊急対応に追われることになります。
長期にわたって安心・快適な居住空間を維持するためには、トラブルが起きる前の「事前のメンテナンス」と「計画的な設備の更新(交換)」が極めて重要です。トラブルが起きてから慌てて業者を手配しても、夏場は多くの電気工事業者は繁忙期を迎えているため、対応までに待たされてしまうケースが少なくありません。特に台風の後は問い合わせが殺到します。突発的な不良を減らすためにも、本格的な暑さや台風シーズンを迎える前に、ぜひ建物の電気設備・アンテナの総点検をご検討ください。
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